転職に悩む皆様へ

組織人事コンサルの仕事をしておりますが、仕事柄採用・新卒や中途育成などのお悩みを抱えた経営者・人事担当者の方に日々たくさんお会いします。

 

 

社内にもリクルーティングユニットがおりますので、採用のプロの意見を社内外から取り入れながら日々コンサル業務をしておりますが…

 

 

転職で失敗する人、もしくはうまくいかない人の特徴はほぼ1点に集約されます。それは…

 

 

「話す内容が外部要因のみ」
(述べる転職理由が全て周囲のせい)

 

 

もちろん周囲の人と合わない、会社がブラック、仕事がイヤ、上司がイヤ、など何かしら外部要因はあって当たり前なのですが、問題はその伝え方。正解は…

 

 

「外部要因は踏み台にして、自己主張のための材料とする」

 

 

話の手順としては「外部要因(イヤな現状)→しかし私はこう思う→なぜならば~。→だから私はこうしたい」という流れ。

 

 

「外部要因」は「きっかけ」でしかないという捉え方をすると、自己主張が組み立てやすいです。

 

 

☆現状→自己認識→根拠→意思☆

 

 

実は日本人は自己認識、根拠、意思伝達がめちゃくちゃ苦手です。

 

 

なぜならば、長らく教育の世界において「個の考え方、個の主張」がないがしろにされてきたから。

 

 

あなたはどう思う?→わからない
あなたはどうしたい?→わからない
あなたは何ができる?→わからない

 

 

日本は長らく「周囲に合わせること」が正しいとされてきたから。

 

 

それが正しいという洗脳が教育段階から開始されていたから。

 

 

「あなた」はいるのに「あなた」がいない。

 

 

ビジネスの世界では全く役に立たない、そんな空っぽな人が日本人にはとにかく多いです。だから、就職や転職で悩む人も多くなっていると思われます。